若い娘たち

2015年1月21日

「若い娘たち」 1958年 東宝
同じ題名の映画が1951年にやはり東宝ででています。それは藤本真澄&千葉泰樹ですが、
1958年のこちらは岡本喜八監督です。
石坂洋次郎の小説が原作です。
現代(当時)の恋愛観、結婚観を登場人物を通して描いています。

役名でなく役者の名前で相関関係とあらすじを示すと、
三宅邦子(未亡人)に五人の娘があります、その四女が雪村いづみ、五女が笹るみ子。
親戚の夫婦が加東大介(養子)と沢村貞子、その娘が野口ふみえ。
笹るみ子のボーイフレンドが高嶋稔、その父が上原謙、姉つまり上原謙の娘が水野久美。

三宅邦子の家では過去に三人の娘が下宿人と結ばれて結婚していました。
そしてまた下宿人を募ったところ、山田真二がやってきます。
雪村は姉達のような結婚はまっぴらだと、はなから彼を遠ざけます。

しかし山田ははなからその家の伝説の美人姉妹の四女を知っていて、
しかも、それを知る三人(桐野洋雄とミッキーカーチス)の中で競争し、
じゃんけんで勝ってきています。雪村にもそれを話します。

その後、雪村は最初の意志に反し、山田に好意をもちます。
山田は、医学部で水野の同級生、水野、野口、雪村は友人です。
どうも、水野も山田を好きなようです。

そして……

さて、岡本喜八らしく、雪村いづみ、ミッキーカーチスです。
他はお馴染み、加東大介、沢村貞子、水野久美、上原謙。

注目は、笹るみ子、この人は社長シリーズにもでているファニーで、声のかわいい人です。
今で言う「天然」キャラ。
あと、桐野洋雄。このひとはバイプレーヤーながら濃いので小さく映っていても
目立つんです。で、黒部進に似ているからよく間違えるのです。

内容の感想書こうと思ったけど、今日はこれで。

(Hatena::Diaryより転載)