ぞうり

2015年1月21日

今日は日常の一場面を

うちの近くに履物屋があります。
靴屋じゃないんです、スニーカーとか革靴も若干ありますが、
サンダルなんかを主に扱ってます。
しかも、商売っけがないというか、
やっているのかいないのかわからない店なのです。
今日は昼過ぎに用事が終わり一回家に帰ったのですが
帰り道にその履物屋をのぞきました。
下駄とが草履があるので前から欲しいなと思っていたのです。

店主は奥なのか、誰もいない店の中で少しながめていたら、
外から子供の声で「あっ、お客さん。いらっしゃいませ」と聞こえます。
見ると店の向いに小学校低学年の男の子とその子のおばあちゃんらしい人がいました。
へー、店のことがわかるんだ、近所の子供かな、
と思っていたらそのまま店の中に入ってきます。
「○○じい、御客さーん」と奥の店主を呼びつけました。

主人があらわれ「いっらしゃい、サンダルですか?」と、私は
「あっ、いやちょっと見せてください」ありがちなことを言ったら、その子が、
「見るだけ?」
虚をつかれました。さらに繰り返し
「ねえ、見るだけなの、買わないの?」

「……  いや、買うよ」

ということで、寅さんが履いているような草履(1250円)を買いました。

(Hatena::Diaryより転載)