アッと驚く為五郎
「アッと驚く為五郎」 1970年 松竹
TV番組ゲバゲバ90分の中のギャグをそのまま題名にとった映画です。
ナンセンスギャグの〆に
アッと驚く為五郎、あはははは…なに?
ゲバゲバP!
ときます。
映画の方はいちおうストーリーがあります。
監督は松竹の娯楽映画の巨匠、瀬川昌治です。
ハナ肇は役者としての実績はとても多く。
「馬鹿まるだし」や「馬鹿が戦車でやってくる」などの
山田洋次監督映画で主役で出演しています。
いかりや長介も後年は役者で活躍しましたが、
ハナや犬塚弘が先鞭をつけていたのです。
「アッと驚く為五郎」は映画でもテーマ曲に使ってますが、
曲があります。これがいい。
1990年に出た「クレイジーシングルス」というCD用に
萩原健太が書いた解説を引用します。
—
セルジオ・メンデス&ブラジル66の「マシ
ュケナダ」のサウンドをパロディにしたよう
な作品。1969年にスタートしたTV番組『巨泉・
前武ゲバゲバ90分!』(日本テレビ)に中でハ
ナ肇が連発していたギャグを元に作られたも
のだ。間奏に『ゲバゲバ』のテーマ曲が出て
くるのも楽しい。
—
セルジオメンデス!いわれればそうなんです。
軽快なリズムなのに、主旋律はマイナー音階で
それでも植木の歌は妙に軽快。
メンバーの「ケチョ、ケチョ、ケチョー」
ってコーラスも良いのです。
映画に戻りますが、
がめつい高利貸しの為五郎(もちろんハナ)は過去の習慣で、
「アッと」驚かなくなっていました。
娘はどうにか驚く普通の人格を取り戻してほしいと願います。
一方、為五郎が借金のかたに使用人でいる男(谷啓)。
為五郎はかつて真剣に惚れた女性がいましたが、
うりふたつの娘(梓みちよ)に遭遇します。
その後、最後は人間らしさを取り戻すのか為五郎!
って感じです。
(Hatena::Diaryより転載)
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