赤塚不二夫のことを書いたのだ!!
「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」 武居俊樹著 文藝春秋社
という本を読みました。
赤塚不二夫は知らない人はいませんね。
「天才バカボン」「おそ松くん」「もれーつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」
などが代表作です。
いや、マンガで何を成したとかはいいのです。
この本には赤塚不二夫の素晴らしさが沢山書かれています。
「釣りバカ日誌」 の、やまさき十三、北見けんいち
「ダメおやじ」「レモンハート」の、古谷三敏
「総務部総務課山口六平太」の、高井研一郎
「タッチ」「みゆき」の、あだち充
「つる姫じゃー」の、土田よしこ
これらはみな赤塚の元スタッフや赤塚が才能を見い出した人です。
(あだちの場合はお兄さんの故あだち勉の方が関係が深い)
タモリとの関係も有名です。
本の中でひとつとても印象に残ったのは、
由利徹のことです。
赤塚はいつでもバカをやる由利が好きで。
一方大成して「アジャパー」をしてくれない伴淳を批判します。
森繁もある時代(夫婦善哉の頃)からシリアスになってしまったと。
(そういえばそうですが私には森繁には別の見方がありますそれはまた今度)
マンガという世界の中で自分のアイデンティティを「ギャグ」におき、
他人が追随できない位置にいた人だから、そういう事がわかるのかも知れません。
赤塚先生は三年前に能内出血をおこし、今日迄意識なく眠っているそうです。
何とか、回復される事を願います。
(Hatena::Diaryより転載)
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