青空娘
「青空娘」 1957年 大映
祖母に預けられていた娘が、高校を卒業して東京の両親の元で暮らす
ことになっていたが、実は彼女の実の母親は他にいました。
東京の家では、他の兄弟(兄、姉、弟)や義母から「お手伝い」とし
て扱われます。しかし彼女の明るさでまわりも次第に味方になってい
きます。しかし義母との折り合いは悪く彼女は東京の家を出て実母と
の再開を決心します。
主演は、若尾文子、高卒の娘を演じていますが当時23~24歳です。こ
の映画の前年に「日本橋」「赤線地帯」「処刑の部屋」などで大人の
女性を演じているので意外なキャスティングですが、髪型やメイクな
ど不自然な感じなく若さを魅せています。冒頭のシーンの若尾文子は
後藤久美子と共通した雰囲気があると感じました。
この役は東宝にもっていって、内藤洋子がやってもいいかもしれませ
ん。1967年ころになっちゃいますけどね。
この映画は娯楽作品の典型で、勧善懲悪的な正義感とはつらつとした
描写が最大の売りです。主人公に感情移入するような(できない)作
品です。見終わって「若尾文子かわいかった」で終わります。こうい
うのはそれがよいです。
明日から3日間、山梨にライブ企画の旅行の為お休みします。
(Hatena::Diaryより転載)
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