社長外遊記
久しぶりに社長シリーズを書きます。
「社長外遊記」 1963年 東宝
この映画の舞台はハワイです。いまでは当たり前のように行くことができるハワイですが、この頃は夢の海外旅行です。
以前書きましたが、1964年4月以前は観光旅行での海外渡航はできませんでした。この映画の製作された1963年4月に500ドル以内の業務渡航が自由化され、翌年、観光旅行とこの頃から一般人が海外に行くことを考えられる時代に入ったのです。
調べたら、1964年ころの航空運賃(ハワイ往復)がファーストクラス35万円、エコノミー22万円です。1970年頃にエコノミーが20万円を切ります。大卒初任給の平均は1964年で19,800円、1970年で36,700円です。
ちなみに現在は、定価でエコノミークラス5から6万円、大卒初任給平均は20万弱です。
1964年当時のホテル代がロイヤルハワイアンで20~50ドル、安いホテルで15ドル程度だったそうです。もちろん1ドル=360円の時代です。
50ドルは18,000円つまり初任給とほぼ同じです。
(明日に続く)
(Hatena::Diaryより転載)
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