社長外遊記(2)

2015年1月22日

(昨日の続きです。)
つまり40年の間に給料は10倍になって、旅費は半額以下になったのです。東京オリンピック直前の日本がどんな水準だったかこういうことからも想像できると思います。そして今はいかに豊かかも、ただし「夢をみる」という点では昔の方が幸せだったのかも知れません。

さて、キャストです。
社長、重役、部長は森繁、加東、三木。秘書課長が小林桂樹。会社は丸急百貨店です。森繁の旧知の知り合いがフランキーで、彼はハワイで雑貨店をやっています。そして、丸急がハワイに出店することになり、フランキーを巻き込んでのストーリーとなります。

東京のバーのマダムが草笛光子、ハワイの料理屋の女将が新珠三千代。小林の恋人役が藤山陽子。社長夫人が久慈あさみ、社長の娘が5人いますが、上三女が中真千子、桜井浩子、岡田可愛です。それにしてもこんなに似ていない姉妹を設定したものです。
この作品(続も含む)では、森繁の唄、三木のでたらめフラダンス、フランキーのドラム演奏が登場します。シリーズの他の作品でも宴会芸は多数でますが、この作品は特にいい感じです。

社長シリーズではたいがい社長が頭の上がらない対象(株主、会長など)がいますが、今回はいません。そのかわり5人の娘がその役割なのです。

(Hatena::Diaryより転載)