社長シリーズの頂点
きょうも社長シリーズでひっぱります。
社長シリーズでは旅行(出張)のロケが多くあります。最初の頃「三等重役」(といってもこれはプレ社長シリーズといえますが)では、南海産業(和歌山だと思われる)の会社から東京出張所に社長が出向くという設定で旅行します。それだけでも蒸気機関車で半日かかります。
その後、「おしゃべり社長」や「社長三代記」などでは社長はアメリカにいったりしますが、海外ロケが入るのは、前述の「社長外遊記」(ハワイ)、と「社長洋行記」(香港)です。
この頃はクレージー映画でも香港ロケやラスベガスロケが入ります。やはりそういうのを通して、観ている観客に夢をあたえていたのでしょう。
社長シリーズは1962~63年の社長漫遊記、洋行記、外遊記が山だと思います。森繁、加東、小林、三木、フランキー。女優では久慈あさみ、藤山陽子、中真千子など宝塚女優が活躍します。
後期の作品では同じようなストーリーでも香川ロケや九州(熊本)ロケなど、ちょっとしょぼくなります。
その背景には映画産業の斜陽が大きくかかわっていると思うのですが、そんなことはまた日を改めて書きます。
(Hatena::Diaryより転載)
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