夕凪
「夕凪」 1957年 宝塚映画 豊田四郎監督
若尾文子の若い頃の映画です。といっても22歳ぐらいです。ストーリーはアメリカの大学に留学していた実業家の娘が、帰国後母親の本当の職業を知ってしまうこと、また自分の好きになった人との数奇な運命は…、という感じです。(簡単だなあ)
キャストは、娘=若尾、母=淡島千景、恋人=池部良、その父親=志村喬、他に中田康子や市原悦子も出ています。
そこで、以前の繰り返しですがこの人達の生年です。
志村喬、明治38年
池部良 大正7年
淡島千景 大正13年
若尾文子 昭和8年
若尾文子と淡島千景は本当は10歳程度しか違いません、その分、この映画では淡島はかなりダブダブの服を着たりして、わざと老けています。志村と池部も13~14歳違いです。(誕生日を正確に調べてないのと、元号が変わるので1~2年誤差があるかもしれません)
そして、この映画を観るともっと大きな設定の矛盾を感じます。
池部良は他の映画でもびっくりする程実年齢より若い役をやることが多いようです、そういう顔つきなのでしょうか、逆に志村喬は老け役が多いです。しかし、笠智衆の御前様のように本人が実際老けたら、本物で。志村喬の名作「生きる」の頃は実際そういう年齢になっていました。
(Hatena::Diaryより転載)
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