映画の評価
映画の評価ってなんでしょう?興行収入はまずひとつです。ただ作品の出来というのは芸術のようなもので、売れなかったからダメとか、売れたからいいとまた違います。
興行収入と別で、コンテスト入賞とかあります。これは「映画を評価出来る」らしき人が採点するので、少し箔がつきます(コンテストにもよりますが)。そして次回作から、入賞作監督!(世界のクロサワ、世界のキタノのような)折り込みがつきます、ところが逆にこれは予断の材料になります。ブランドになってしまうのですね。
話は違いますが、お米を評価する時(選ぶ時)、「新潟のコシヒカリ」だとか「岩手のひとめぼれ」だとかいうのは何故でしょう。何回も食べて美味いから、そういう人もいるでしょうが、お米は時期やロットで味の差が大きく、実は昔のお米屋さんならどこでもやっていたブレンドの方がおいしい場合が多いのです。もちろん吟味したブレンド米はおいしいでしょうが、盲目にブランドで買っているのは、逆に解らないからブランドを買うのです。
映画や音楽も似たもので、世間が騒いでいると、みんなが観て結果もうかって、いい作品になってしまいます。しかし大半は解らないでお金を払っているのです。とは、いってもそれが商売です。
プロパガンダ(扇動)が効果するのは、愚民の集団であるわけです。
大きいことはさておき、自分の好きなものは惑わされず、目利き出来ようになりたいものです。
(Hatena::Diaryより転載)
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