愛と死をみつめて 2
二夜連続のドラマ「愛と死をみつめて」をビデオとライブの合わせ技で鑑賞しました。
感想は一言、「せつない…」です。
小説(フィクション)でなく、実話が基になっているお話しなので、現実の残酷さがそのまま結論になります。
必死の思いで手術を受け入れ、顔の骨の半分をなくしても生きようとしたミコは、一年もしないうちに天国にいきました。
結果を先に知り得れば、手術は必要なかったことになります。この事でふと思い出したのが、逸見政孝さんのがん手術です。3kgにもなる内臓を摘出して。数ヶ月で亡くなってしまいました。
身内の話で恐縮ですが、私の父が5年前胃がんになり、胃を全摘しました。術後の苦労は大変でした。一度にたくさんは食べられないから、食事の回数が増えます。実家はいまでも、飴やらビスケットやらたくさんあります。小刻みにそういうのを食べているのです。
胃がないので小腸の一番上に少し窪みをつくってあるのですが、それでも食べ物が小腸に落っこちると「ダンピング」という症状がでて苦しみます。
胃だけでも大変です!逸見さんは胃をすでに3/4摘出した後にあの大手術です。
話を戻しますが、男性の主人公「まこ」はどんなに少ない可能性でも、100%手術が失敗する以外の可能性があるなら生きて欲しいと望み、「みこ」は受け入れます。
「みこ」の行動が小説のようにけなげなのです、でも小説ならその先どうにかしようがあるのに現実は…
今日、文庫本の原作を買いました。ドラマは若干の脚色がしてあります。
これを機に、日活映画版や昔のドラマ版も観たいと思います。今日ネットで調べたら、「若き命の日記」という大島みち子さん日記をドラマ化したものの2作あるようです。
ちょっと追っかけモードです。
TBSの「愛と死をみつめて」、大空真弓、山本学、版はCSで再放送の噂があるようです、是非観たいです。大空真弓って今では想像できないけど吉永小百合に匹敵する程の若手女優だったんですよね。
しかしこれ、1964年で、橋田寿賀子脚本、石井ふく子プロデュースです。こいつらこんな頃からつるんでたのか…
(Hatena::Diaryより転載)
ディスカッション
コメント一覧
今では映画のことを「本編」と呼ぶ人はさすがにいませんが、60年代にはこの言葉は生きていました。大手の映画会社は専属スターのテレビ出演を禁止していたのでテレビにトップスターか出る
ことはほとんど考えられませんでした。大空さんがテレビで活躍したのは新東宝出身で使いやすかったということが大きいと思います。吉永さん、岩下さん、倍賞(智恵子)さん、佐久間良子さんなどと同列に論じられるものではありません。
なお、大空さんの「愛と死・・・」は二度見ていますが、眼帯が逆であることや、関西弁が生かされていないことなど違和感がありすぎ映画版があれば十分だと思います。今回のリメイクはヒロスエは頑張っていたものの、吉永小百合はやはり希有の存在だったということを思わされましたね。
こんにちは~
出張から戻って、こちらにおじゃましてみたら、私のトラックバックが・・・何でこんなことになっているのか不明です。(私は新たにトラックバックをつけた覚えはないです。)とにかく、無関係なトラバがついてしまって、ごめんなさい。
昔のエントリの誤字チェックをしていて、前にトラックバックした日のも一部更新したのですが、それで、またトラバがついてしまったのかもしれません。ごめんなさい。邪魔なら削除してくださいね。よろしくお願いします。
トチメンボーさん:
そうですか、勉強になります。やはり関西弁がネックですかね。広末は鹿児島出身ですよね。よく話してんじゃないでしょうか?
よそゆきは標準語で、時々地の関西弁が出る。そんなニュアンスを役者さんがやるのは大変なのでしょうね。
ちきりんさん:
問題ありません、気にせずに。