昭和天皇

2015年1月20日

今日のニュースでびっくりしたのが二つあります。
ひとつは徳川秋聲の資料が見つかって、その中に夏目漱石や芥川龍之介からの書簡もあって、芥川が徳川秋聲の作品を盗用して、その事を詫びたものも含まれていたとか。ニュースではそれが芥川の自殺の原因ではないかと推測していました。興味深いです。

それよりもびっくりしたのは、昭和天皇のメモの発見。その中に「A級戦犯の合祀」を本意としていないような内容がありました。
「A級戦犯」とは、こんな(悪い)戦争を指導した人物ですよね。自省ではなく敵国(勝利国)が決めた犯人です。結果的に勝っていれば英雄になった人達です。
「いや、日本はアジアに対して侵略した戦争、それ自体が悪だ」こういうことを言う人がいます、ほっときましょう。ローマ、モンゴル、中国、ロシア、スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、etc.
世の中侵略国だらけでしょう。どの時代だからっていうのもなしですよ、いまだにやっているのだから。
だから、日露戦争までは素晴らしい日本で、太平洋戦争の頃はおかしくなったなんていう、故歴史小説家もどうかしているのです。

話がそれました、昭和天皇はご自身の責任(敗戦、こんな状態に国を導いてしまった)を誰よりも強く考えていられたと思います。退位を含め、自分が「最後の天皇」になることも覚悟して、その後とても苦しみながら皇位を全うしたと思います。

そんななかで、自分と一緒に戦争を指導した人間にはあえて厳しい目で見ていられたと思うんです。

ところでこのメモ、このタイミングというのは何か恣意的なものを感じますよね。小泉総理はぶれない人だから大丈夫でしょうが、この事で私が思う「悪い方向」にいかないよう願います。

また、ヤマタクとか小沢一郎とかが余計な事言いそうですね、マキコとかも

(Hatena::Diaryより転載)