お金の話

2015年1月23日

旧 2月6日 先勝

お金というのは寂しがり屋で、仲間がいるところに集まるものらしいです。
私らなんか貧乏人が手にするお金は寂しがり屋でも、寅さんのようなフーテンで、
手元に来たと思ったら、いつの間にかふらっといなくなります。

大阪で、熟年の姉妹が父親の財産を脱税したという事件がありました。
脱税の件はさておき、現金を段ボールに入れて古い家屋のガレージに保管していたそうです。
その金額、約60億円。
一部のお札は物置の古新聞のごとく湿気って、銀行の機械では数えられない状態だったとか。

逮捕された姉は。10億円ぐらいまでは数えたけど、あとは数えられなかったと話しているそうです。
「ナニワ金融道」の漫画で金原社長がいう話ですが、100万円の束を1分で勘定するとすると、1億円は1時間40分かかります。
漫画の書かれた当時(1996年)住専に投入した6850億円の税金を勘定すると、不眠不休飲まず食わずで475日かかります。これは不可能です。

10億は休まずに16時間40分。
不可能ではないけど、大変な作業ですよね。
しかしわからないのは、お金を腐らせるぐらいなら、脱税せずに銀行に勘定させて、適当に運用していた方がよかったと思うのですが、これは他人の考えることかも知れません。

新銀行東京に使う400億円、今迄損した1000億円は、何分で勘定できるのでしょう?

(Hatena::Diaryより転載)