お米の復活

2015年1月30日

旧 6月3日 友引

小麦が高く、パンや麺類の値段が高騰しています。
そんな中、価格の安定しているお米の売上が伸びているそうです。

これはお米を全く食べなかった人が突然食べだしたというようなステロタイプの話ではなく。
混用している中で比率が変わってきているのだと思います。
だって僕のまわりは、以前から「和食が好き」「ご飯が好き」っていう人がほとんどです。
ワインを専門的にやってて良質のパンを心底愛している人でも、ご飯が好きでした。
これまで決してご飯が避けられているのではなく、選択肢が多く、
小麦製品も(安価で)受け入れやすかったと考えるべきでしょう。
しかし理由はなんであれご飯の復活はうれしいです。
上記のような(作為的な)米離れを理由に米作を安易な政治の手段としていた連中は反省すべきです。
簡単じゃないですが、減反も見直して、田んぼを増やすことをどうにか考えるべきだと思います。

もうひとつ、DSなどで激安米というのが人気があるそうです。
300円/kgほどだそうです。
銘柄米にくらべ20~40%安いです。
理由は、小粒や割れ米、古米など「クズ米」を使用しているそうです。
もちろん、極端な小粒、割れ米は使っていません。
クズ米は加工品(せんべいや味噌)に回されますが、それには忍びない程度の質だと思います。
かつての米不作年に、政府はタイ米を輸入しました。
そして指定した販売方法は「ブレンド」
まるで質の違う米をブレンドしてうまいわけがなく。
あの時大規模に輸入したタイ米は大きく触れられることなく姿を消しました。
とてもじゃないけどブレンドで食べきっていませんよ。
それにくらべれば今の激安米は贅沢なものです。
古米だってきちんと保管した1年古米は美味しいです。
古々米でも保管がよければ食味も保てるのですが、保管リスクがあります。
(温度、湿度、光、虫害などの品質劣化、保管コスト)

なんにしても、お米の復活万歳!

(Hatena::Diaryより転載)