意味のないバラマキ
旧 10月10日 先勝 立冬
麻生内閣の経済対策、定額減税は定額給付と名を変え、具体的になってきました。
今日現在の案では、
一人 12,000円
18歳以下、65歳以上は 20,000円
所得制限については決まっていませんが、「辞退を促す」なんて案もあります。
古今東西、「お金持ちほどしわい」ものです。
「わたしは、生活に困ってないから減税の還付なんていりません。」
っていえる人がいたらお目にかかりたいものです。
累進課税が基本ですから、高額所得の人は税率に不満があるに決まってます。
税金を払っていない人にも還付、でもそれなりの納税者は辞退しろって、およそまともな人間の発言とは思えません。
子供と高齢者に優遇するそうですが、雇用問題、若者の非正規雇用などには全く配慮がありません。
後期高齢者から始まった一連のバッシングに対応しているのでしょうが、高齢者にもいろいろあり、平均的に今の高齢者は豊かだと思います。
それでも一律定額です。
麻生さんは、全治3年の日本経済に、とりあえずカンフル剤として、今回の経済対策を行なうつもりだったはずです。
でも、この減税に関しては、こね回され過ぎてもうビタミン剤ほどの効果もないと思います。
下手をすれば、マイナスです。2兆円がまたドブに入る可能性があります。
アイデアを出す能力
それを、プランニングして実行に移す能力
この二つは別物で、一人の人間がともに持っていることは少ないです。
ましてや大きい話になると、必ず分業が必要です。
その際、プランナーは元のアイデアを汲み取って有効に作りあげるべきです。
政治では政治家がアイデアを出して、官僚がプランニングするのですが、
大概、アイデアの目的からずれて行きます。
今回のことも、最近ヒマでしょうがない広告代理店に話をふれば、
有効な減税対策を考えたと思いますよ。
彼らはプランニングのプロだから。
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本日、筑紫哲也さんが亡くなりました。
「リベラルな論客」で私の思いと違うところはありましたが、尊敬するジャーナリストの一人でした。
謹んで、ご冥福をお祈りします。
(Hatena::Diaryより転載)
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