東京、大阪間
旧 1月19日 先勝
(どうも月の欠け方と合ってないと思ってたのですが、ここ半月程旧日付がずれていました)
「特急にっぽん」 1961年 東宝
久しぶりに昔の映画について書きます。
川島雄三監督の娯楽映画。主演はフランキー堺、団令子。
共演、小沢栄太郎、白川由美、中島そのみ、沢村貞子など。
東京-大阪間を走る特急こだまの乗務員とお客様のストーリー。
フランキーと団は日本食堂の社員、つまり食堂車の従業員。
白川由美は国鉄のスチュアーデス(客室乗務員)です
写真が特急こだまのクロ151。東京-大阪間を6時間30分で結びました。
平均時速100キロ、在来線最速の特急です。
その日に戻って来れるから「こだま」(声が帰ってくる)という命名だそうです。
新幹線の登場(1964年)でそれが一気に3時間台に縮み、お役御免となりました。
今では「のぞみ」が2時間台で走ります。
その昔の東京-大阪間はどうだったか調べました。
SL(蒸気機関車)の時代は鈍行で11時間ぐらいかかったようです。
戦前に特急燕(つばめ)が8時間で運行したことがあります。
(一部電気機関車使用)
昭和10年前後の日本の鉄道技術力は世界有数です、満鉄でもそれを発揮しています。
終戦後、それが9時間台になりますが1950年頃から戦前の水準の8時間で運行したようです。
SLは水や石炭の補給などに時間をかけることもネックだったようです。
で、電化の時代になって上記の歴史です。
6時間半の旅行だと、とろうと思えば2食を車内で食べることになります。
今では、博多だってそんなにかかりませんね、
海外にいけちゃう。
でも、旅らしいといえば昔の方が魅力的なのではと思います。
たった2時間半の大阪行きで、携帯電話もってあくせくしている現代は、
ちょっと悲しくありませんか。
(Hatena::Diaryより転載)
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