うそがうそを呼ぶ温暖化

2015年7月1日

旧 4月4日 先勝

私ごとですが(ブログだからあたりまえだけど)今日の産経新聞に投稿(投書)が載っています。
こんどOCRでスキャンしてここにも載せます。

さて、日立の冷蔵庫で、省エネ家電の不当表示がありました。
私は不思議なのですが、消費者の購入の動機にこの環境ファクターがどれぐらい関与しているのでしょうか、
つまり「環境にやさしいから買うの?」ってことです。

安くて、性能が良い(その中には光熱費の効率も入ります)が最も重要で。
悪いけど、温室効果ガスなんか関係ないよっていうのが本音ではないでしょうか。

自動車の燃費っていうのはガゾリンを入れた量と走行距離で「実感」できます。
石油ストーブなども、灯油の使用量でわかります。
電化製品は個々の使用量はわかりません。最近ではそれが表示されるエアコンや、
プラグに接続するメーターがありますが、まだ実用段階じゃありません。

仮に、その製品が持っていた旧機種より500円/月、電気代が節約できるとします。
年に6000円、その製品が6万円だとしたら10年使って効果がペイできます。
(もっとも、古いものが10年壊れずに、性能落さず使えるとしてですが)

10年壊れないはありえないにしても、その物が使えるうちにやれ省エネって買い換えるのは、
ムダだと思います。作ったり、棄てたりするコスト、環境への負荷が余分にかかるのですから。

ましてや二酸化炭素が数グラムで、私たちにどんな影響があるのか?
この積算が京都議定書の目標達成に繋がるのはそうなのですが。
なにか変でしょう。

環境も守り、企業の生産も増やすっていうのは矛盾しているのです。
その矛盾をきれいなカタログに取り込むからウソもつかなくてはならなくなるのではないのでしょうか。

(Hatena::Diaryより転載)