コンビニエンス

2015年7月3日

旧 6月8日 先勝

前にも書いたセブンイレブンの排除命令について、セブン側が受諾し、
値引を販売を認めるということです。

この問題について、
・捨てるよりは値引きして売った方がエコだし、お客さんも喜ぶ
という意見があります。(森卓さんなんかもこんな意見)

本当にムダを無くすのなら、コンビニの店舗を減らして更に各店の売上げを下げるべきでしょうね。

コンビニエンスストアの有用性を考えると「便利であること」それは、
・欲しい時間に
・近くで
・あてにしていた物が買える
ということです。

だから、長時間営業、多数店舗展開、独特のマーチャンダイジングを行っているのです。
(マーチャンダイジングとは品揃え、価格政策など販売手段の統括)
徹夜して早朝に弁当を買いに行ったら品切だった、では悲しいので、そういうお客様を悲しませない為に
極力「品切れ」を減らします(チャンスロスの排除)。
また、顧客の移り気な趣味をくみ取って、商品のライフサイクルを短くします。
それらは、逆効果として商品のロスにもつながります。
商品のロスを減らすということは、一方ではコンビニの政策を否定することになるのです。

弁当を買いに来たが品切で、おにぎりやパンが値引き(見切り)販売していたから、
ラッキーといって買うでしょうか?
一度や二度ならそれもいいでしょうが、いつもそれではコンビニではありません。
場末(ばすえ)のよろず屋といっしょです。

あるところでは現在の便益を受けていて、それを部分的に否定する理論が好きではありません。
エコって言葉はそれの最たるものです。

(Hatena::Diaryより転載)