ニュースの多い日
脱線続きなので、今日も脱線。
昨日のライブドアの捜査、ヒューザー小島社長の証人喚問、宮崎勤の判決。そして神戸の震災から11年目とニュースの多い日でした。
最近は行方不明や誘拐のニュース、しかも児童が多くてそれはとても嫌なことです。その元祖ともいえる、宮崎勤のあの事件から17年もたったのですね。彼は私と同年代です。20代の半ばから40代始めまでを獄中で過ごすというのは、いったいどういうものなのでしょう。そして被害者、加害者の周りの人達の17年間は、考えただけで気が重くなります。
ヒューザーの小島社長、今日は数珠をもって臨みましたが、証言拒否だらけ。やはりこの人の本心は保身なのでしょう。でも、もう事実上会社もなくなり、本人は私財の提供も覚悟しているのだから(そんなものじゃ足りないのでしょうが)、ちゃんと発言したら良かったと思います。いや、できないのでしょう。
それに少し関連するのが、ホリエモン。今日になると例の衆議院選に彼を立候補させた政治家たちが、手のひらを返して批判していました。
堀江社長たちのやってきたことが、法律スレスレややや脱法というのは皆わかっていたと思います。私はここに、暴対法の影響を感じます。
つまり昔は、「商人はお日さまのしたでまっとうに商売をする」って建前があって、やばいことにはかかわりませんでした。でも裏の人間にそれなりのお金を渡してそれはそれで成りたっていました。つまり、それぞれの住処があってもちつもたれつだったと。
ところがホリエモンなどは、頭脳でスレスレを渡りました。そういう世界にはそういう住処などというものを無視した新しいやりかたで。そこには、簡単にはシロウトには手を出せなくなった暴対法後の裏社会というのがあると思うのです。
もうひとつ似たようなことですが、人の会社を乗っ取って(M&Aというときれいに聞こえるが)会社を大きくしているような人間が、時代の寵児のようにマスコミに取り上げられ、彼が事業で自分で話題を作った事ならまだしも、政界進出や美人広報(彼女、乙部氏の年末、年始のテレビの本数は凄かったのでは?)などはちょっと異常でしょう、彼らが実業家なら。
私は、「いつかこうなると思って」いませんでした。でる杭は打たれる。そうなのかなーとも思います。
ただ、上ってく人を誉めるもの、それが落ちるのを客席からみるもの意外と好きなんですよね、日本人は。かつての田中角栄のように。
私は上っていくホリエモンを偉いとも思わなかったと同じように、今回のことも彼が全部悪いとも思いません。
(Hatena::Diaryより転載)
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