私が選んだ9作品~選びきれなかった作品も含め語ってみる(前半)
驚いたことにもう二月です、一年が早いってぼやいていた2015年はすでに一ヶ月以上昔になり、あさちゃんも終盤に入ってしまいます。最近感じていることですが
録画予約時間>家にいる時間-睡眠時間
なので、ハードディスクがじわじわ足りなくなってます。すると見きれないものを一気に消すのですが、こんな生活良くないな~と。それでも今日は映画の話。
最近SNSで「私を構成する9枚」っていう自分に影響を与えたアルバム(レコード、CD)のカバーを9枚集める遊びがはやっていて、自分もやってみました。ただし映画で。
音楽にしたってそうだけど、星の数ほどある映画から9作品を絞るなんてそもそも無理。なのでこれらを選んだ理由を記しておきます。
「満員電車」
市川崑監督のコミカルだけど現代の病理を描いた映画。川口浩演じる主人公はビール会社に就職したものの、社会のレールからはずれて狂っていく、自分が狂っているのか周りが狂っているのか?
市川崑作品だけだって9ぐらいすぐに埋まっちゃけど、この時代の大映もの特に好きです、他には穴とか黒い十人の女とか。
大映といえば若尾文子。9作品に若尾さんのもの入ってないのが残念。しとやかな獣(川島雄三監督)、卍(増村保造監督)、砂糖菓子が壊れるとき(今井正監督)が僕の中の若尾作品ベスト3
「羅生門」
黒澤作品も絞り込めないけど初期が好きです。静かなる決闘、生きものの記録、天国と地獄どれも甲乙つけがたい。
「続・兵隊やくざ」
若い頃の勝新の3大シリーズは座頭市、田宮二郎との悪名、そしてこの兵隊やくざ。無学で乱暴者の大宮二等兵と田村高廣演じるインテリだが腕っ節の弱い有田上等兵が理不尽な軍隊の世界を渡っていくさま。一番勝新らしい作品とも言われます。あえて二作目を選びました、小山明子が清純な看護婦役を演じています。
従軍慰安婦のこととかこの映画観ると勉強になります。あと若尾文子の「赤線地帯」(溝口健二監督)とか、新珠三千代、芦川いづみの「洲崎パラダイス赤信号」(川島雄三監督)などは売春が合法だった時代を知ることができます。
「日本一のゴリガン男」
植木等の日本一の男シリーズ。クレージー映画、社長シリーズ、若大将シリーズ、特撮など東宝が乗りに乗ってた頃。
クレージーの映画は1962年2本、1963年4本、1964年4本、1965年2本、1966年4本、1967年3本ってなペースで撮ってます。それ以外にも単独での作品とかあるからさぞ忙しかったのでしょう。ハナ肇は山田組でもありますからね。
意味不明の「ゴリガン」という言葉で植木等がよりパワフルにみえる作品です。パートナーは安定の浜美枝、残念ながら谷啓とハナ肇は出演しておりません。
クレージー映画は派手で陽気なのがいい、他にお勧めなのは大冒険(古澤憲吾監督)、クレージーだよ天下無敵(坪島孝監督)、クレージーの黄金作戦(坪島孝監督)。
後半は後日。
Lunes,primero de febrero de 2016
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません