朝ドラからふりかえる~ドキュメンテーション今昔
この春はドラマ観る量をグッと減らしまして、NHK以外はほとんどみませんでした、ラブソングも重版出来も99.9もみなかったよん、NHK以外で続けて観たのは「火の粉」ぐらいかな、ついうっかり初回の無料配信みたらはまちゃって。最近交際が発覚した平愛梨ちゃんがカンナを演じた出世作「20世紀少年」で小泉響子だった木南晴夏が火の粉ではまってました、マンガそっくりだった娘がいまやシングルマザー役なんて。あとAmazonの配信で「昼のセント酒」ってみてるけどこれはドラマってほどのものでもないから、ただ八木亜希子がいい味だしてます。それにしても前期に比べると相当減らしたはずなのに時間の無さがほとんど変わってないのはなぜだろう?
今日の主題は「とと姉ちゃん」から。常子(高畑充希)はビジネスガールになってタイプを打つ仕事に就いたんだけど、昨日のシーンで書類を4部作成頼まれてたんです。
タイプっていうのは和文タイプライター
和文タイプ知ってるかで世代がわかるよね、私らの若い頃は免許とりに行くとき代書屋に和文タイプで申請書作成してもらってそれを試験場に持って行ってました。あと学生の頃住んでた赤堤のアパートでは隣の部屋の人が和文タイプで仕事してたらしく夜でもガシャン、ガシャンってけっこううるさかったです、こちらも度々宴会をやっていたのでうるささでは負けてませんが!
さて、常子は4部頼まれたってことは4回打つってことですね、コピーなんてない時代だし、データの保存なんかできっこないから。カーボン紙が使えたら2回で済むかもしれない。しかし今の時代じゃ絶対嫌ですよね同じ作業しかも神経使って4回やるなんて、でもそれがあたりまえだったのかな。
コピー機がオフィスに導入できるようになったのは戦後で、1955年のリコピー101がさきがけのようです。
これはいわゆる青焼きで原稿と感光紙を重ねてとるものです、複数枚の場合は枚数分だけ作業する。うちの職場でも青焼きの機械がありましたが数年前に撤去しました、すでに国内では感光紙が生産されていないんです。職場にあったのはアンモニアを使う大型タイプで配管、脱臭装置なんかもついてました、上記の卓上型のリコピーは画期的なものだったと思います。
富士ゼロックスが出来たのが1962年で現代人おなじみの普通紙コピー(PPC)が普及していくんだけどコスト的にも一般的になったのは70年代以降じゃないかな。ちなみに今でもオジサンは白黒コピーとることを「ゼロックスとって」って言ったりします。
和文タイプはワープロにとって代わられるんだけど
初期のワープロ、デカいですね。僕もNECの文豪使ってたことがあります。そのうちPCのソフトに移行しましたがワープロ人生は一太郎で終了してて実はワードはほとんど使えません。なんかあるとイラストレーターでつくっちゃいます、イラレで15分のことがワードだとで1時間かけてもできない、これホント。
最近では紙文化がPC、スマホにとってかわられクラウドのデータを共有するほうが便利になってきました。紙文化だけじゃなくって常子の時代は80年ぐらい前だけど、音楽なら蓄音機、写真は銀塩カメラだったのがそれぞれデジタルになって、デジタルになってしまえば映像だって、写真だって、本だって、音楽だって、文書だってスマホに入っちゃうんです。
マイクロフィルムのことも書きたかったけど、今日は疲れたのでおしまい。
そうそう、昨日書いてた下巻が届いたんだけど
ハードカバーでした、Amazonのマーケットプレイスの中古本で上巻は19円(送料込み276円)で下巻が1円(送料込み258円)だったもんで確認怠りました。仕方ないので大きいけどがんばって読みます。
Viernes,tres de junio de 2016
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