芝のゴミ屋敷、カビ臭いからノスタルジー(後編)
先日ポール・マッカートニーの武道館追加公演の発表があってちょっとした騒ぎになりました。僕が騒いでいるだけか?
それにしても10万円ポン!と観にいける人がそれなりにいるって凄いな、もう来週だから急いで有給とって「何するの?」「ポールです」「えっ10万円の?」なんて会話も煩わしいしね。そんな私は今夜の飲み会の為に明日有給とっております。
地下掃除の話の続きです。
いざもぐってみると案外広い、そして思ったよりも荷物がありそう。蛍光灯があるんだけどスイッチが見当たらず線がどこから来てるのかもわからない。懐中電灯だけで作業するわけにもいかないし、そしたら以前なにかの作業で使っていたらしいクリップランプがみつかりそれを設置。明るくしたら汚さもくっきりして気絶しそう。
書類のたぐいはダンボールに入っているのだけどカビで腐っていて持つと箱が壊れます。仕方ないからわりとしっかりした箱を探してきてピストンで運び出し。昭和42年頃から60年代までの伝票類が出てきました。保管期間終わっても処分する習慣がなかったのでしょうか。
その他に出てきたものは
- ガスストーブ3台
- 扇風機
- 袖看板
- パイプ類(青焼きの機械用)
- 水銀灯(青焼きの機械)
- 製本用材各種
- 未使用の用紙多数
- 未使用のファイル多数
- カーテンとか作業着とか
- セメントの一斗缶
- マイクロフィルム撮影機材(ここにもあった)
- リング製本用リング、非常に多数
まあ他にもいろいろ出てきます。そしてカビ臭い密室だから長くは作業できなくて、30分に一回ぐらい休憩をいれてそれでも2時間ほどすくい出しをやってました。
およそ半分ぐらい出したところで社長がやってきて予想以上の量と状態の悪さに驚いたようで、一度産廃業者に確認するから作業やめましょうということになりました。
こちらもカビだらけになってるので中断。
業者さんに確認した結果、当初予定している車じゃ載りきらないかもしれないから状況を見て判断しますとのこと。地下の作業も当日アルバイトを増員して業者さんの方で行いますって。
だったら「最初からもぐらなくてよかったじゃん」ってところですが、あのひどい状況をこちらが把握せずにひとにやらすものどうかと思うしね、いい経験ができた。2~3日後カビ病で倒れてるかもしれないけど。
そして昨日業者さんの引取作業。
無事40年以上かけて集められたものが片付きました。
しかしなんでこんなひどいことになってしまったのでしょう?
ひとつには「次使う時新しいの買えばいいじゃない」って考えを持てるようになったのって案外最近で、昔(昔の人)はなんでもとっとく。みんなの家や特に親の家なんか使わないものがいっぱいあるでしょう。それでも壊れたものをそのまんましまってあったのはなんなんだろうって思いますけどね。
それといつの頃からか、この地下倉庫の存在がないもののように扱われてきたんですね、そうしているうち社員も入れ替わり誰も状態を把握していない。今回の事がなければあと何年も眠っていたかも知れませんから。
まあ何にしても気分一新!ガンバりましょう。
Miércoles,catorce de mayo de 2014
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