旅館に残ってたサインから映画のロケーションを推理したよ
友人がFBにこんな写真をあげてました、茨城方面のホテルで見かけたらしい。
知らないひとは「なんだこりゃ」だろうけど昔の映画好きには知ってる名前が多数あります。
読み取りやすいところから
谷晃、東宝で活躍した名バイプレイヤー
団令子、こちらも東宝の女優さん
森繁久彌
山茶花究、「あきれたぼういず」というコント出身、渋いバイプレイヤーとしても有名、森繁さんとの共演多数あり
ここまでで東宝映画ということはまずまちがいなく、森繁-山茶花-団というラインで社長シリーズかと想像しましたが、4人の名前で検索してみると、「がめつい奴」(1960年東宝)と「狐と狸」(1959東宝)がヒットしました。その中で他のサインから共演者を探してみると、
小林桂樹
半分しか見えないけど、飯田蝶子
ここまで絞ると「狐と狸」、ロケも江戸崎(今の稲敷市あたり)だからビンゴですね。東宝配給だけどグループの「宝塚映画」という会社が作っています。
残りの読みにくかったサインは
水野久美、マタンゴです
清川虹子
三井弘次
たぶん、夏木陽介
木匠マユリ
自宅に録画したものがあったのでいま觀ています。洋服の行商人を描いたもので、行商団が加東大介、小林桂樹、三井弘次。そこに加東大介の甥っ子役で夏木陽介が加わります。 山茶花究も仕事仲間、森繁久彌は古い同業者で結構後半に出てきますが脇で少しだけです。
加東大介、団令子、山茶花究
夏木陽介、草笛光子、小林桂樹
水野久美、夏木陽介
この映画自体は評価が高いわけでもありません。なにしろこの頃はテレビも普及しておらず、森繁さんや小林 さんは年に10本以上の映画に出ていて、大作的なものやシリーズものもある中でこちらはちょっとした娯楽映画って扱いになると思います。それでもシナリオは黒澤組の菊島隆三さんだし、出演者も他に有島一郎、三木のり平、草笛光子とかね今思うと豪華です。
こんな人たちがひとつの宿でわいわいやってたのかと思うとうらやましいな〜
Martes,dieciseis de septiembre de 2014
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