核戦争
北朝鮮が核開発をしているといわれていても、普段我々はさしせまった核戦争への恐怖は感じていないのではないでしょうか、少なくとも私は恐怖を常に感じているということはありません。
どこかが一発発射したら世界が終わりなんだから、そんな馬鹿なことをするわけがないという考えと、皆死ぬなら自分だけ助かる必要もないという考えです。冷戦時代の、核の傘に守られてきた者の考え方でしょう。
「生きものの記録」 1955年 東宝
黒澤明監督映画です。ある工場の社長(三船敏郎)が核の恐怖から全財産をかけてブラジルに移民しようとします。それをしった家族が彼を禁治産者にしようと、弁護士(志村喬)に依頼します。
今の時代では、ちょっと滑稽な気もしますが、戦後15年しか経っていないその頃は、戦争の恐怖、他人に殺される恐怖が人々の間に残っていたのだと思います。
実際の核戦争を日本人の庶民の立場から描いたのが
「世界大戦争」 1961年 東宝
フランキー堺演じるタクシー運転手、コツコツとつつましく生きてきてささやかな幸せを感じていますが…。
この映画のラストはストーリーとしてちょっと想像以上でした。もちろん特撮的には楽しめるものがあります。
(Hatena::Diaryより転載)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません