高松英郎
書かないなんて弱気になったら、ほんとにさぼってしまって、久しぶりのブログです。
さっぼてる間の26日に高松英郎さんが亡くなりました、大映出身の名脇役です。
大映ニューフェースでは若尾文子の同期です。
ちょうど数日前に「黒の試走車」を観ました。
「黒の試走車」 1962年 大映
自動車の新車開発競争で、互いに産業スパイを送りあう企業戦争をとりあげた作品です。主演は田宮二郎ですが、田宮の上司役で新車開発の責任者役が高松英郎です、実質的には高松主役だと思います。
かなりえげつないスパイ行為をします。田宮の役は、自分の恋人を相手会社の社員と寝かせます。最後は目を覚ますのですが。
この作品を観て感じたのは、テクノロジーや物質的には時代は進みましたが、資本主義の本質は今も変わっていなくて、お金が儲かる為にする悪事は無くなりません。
ある種の必要悪なのでしょうが、「法律をおかしても(はやりの言葉で言うとコンプライアンスが欠如しても)やらなくっちゃいけないことがある、見つからなければいいのだ、他の企業もやっている。」そういう理屈がいつもまかり通ります。
法治国家なので、立法府は法律を作る事には執心しますが(国会の役割はこれです)順守させる、取り締まるのは甘いです、しかし徹底するとなるとそれこそ多大な税金を使う事になります。
だから、悪事は無くならないですよね。そういう塩梅がわかる政治家が国を指導してくれるとありがたいのですが。
(Hatena::Diaryより転載)
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