風林火山
大河ドラマの影響で、昔の映画版「風林火山」を観ました。
「風林火山」 1969年 三船プロ(東宝配給)
原作は同じ井上靖です。同じ原作で昨年、テレビ朝日でも作られています。そちらは観ていません。
大河版では、武田晴信(信玄)が父信虎を追放する前から勘助も含めて描いているのに対し、映画版では勘助が仕官する時点で晴信が主人になっています。また、映画版では勘助がちんばですが隻眼ではありません(眼の上に大きな怪我があります)、大河ではちんばで隻眼です。
原作は読んでいないのですが、勘助という人物自体実在が確認されていないので、これはそれぞれの脚本の妙でしょう。
配役を比較してみます。
1.映画版
山本勘助:三船敏郎
武田信玄:中村(萬家)錦之助(東映)
由布姫 :佐久間良子(東映)
2.テレ朝版
山本勘助:北大路欣也
武田信玄:松岡昌宏
由布姫 :加藤あい
3.大河版
山本勘助:内野聖陽
武田信玄:市川亀治郎
由布姫 :柴本幸
どの作にしても、勘助のキャストがいい男で困ります、もっと低身長で不細工な方がいいと思うのですが、しかしこのドラマの主役は勘助なのでそうもいかないのでしょうね。
由布姫は物語の中では勘助が思いを寄せる女性、イメージとしては秀吉のお市の方への思いに近いのでしょうか、そんな感じでドラマではヒロインです。
映画の佐久間良子は東映からの出演ですが、さすがもっとも光っています、東宝生え抜きの沢井桂子なんか侍女役です。
今年の由布姫の柴本幸はデビュー作ということですが、なんと柴俊夫と真野響子の娘さんなのです。超サラブレッド
さあ、今後の大河に期待!
ところで、真野響子といったら寅さんの「寅次郎と殿様」のヒロイン、アラカンなのです。
(Hatena::Diaryより転載)
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